今日は、東京都写真美術館で5月6日まで開催中の写真展「没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖」と「黒部と槍冠松次郎と穂苅三寿雄」を拝見しました。

「没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖」は「日本の初期写真史において最も重要な写真師の一人である下岡蓮杖(しもおかれんじょう)(1823-1914)が制作した写真作品、日本画作品を中心に展覧し、日本写真文化の礎を築いた蓮杖の足跡をたどる大回顧展」との事です。
改めて知る、開拓者の苦労に脱帽です。写真史の勉強です。
写っている写真については、その当時の「様子」がわかって面白いです。
「黒部と槍冠松次郎と穂苅三寿雄」は「戦前のわが国の登山史上もっとも著名な登山家の一人であり、黒部渓谷の地域探査や山岳紀行文で知られる冠松次郎と、北アルプスで最初期に山小屋経営を行い、山岳写真や槍ヶ岳を開山した播隆上人の研究でも知られる穂苅三寿雄を紹介する展覧会「黒部と槍」を開催いたします。」との事です。
山には全く興味が無い私でも、見ていくうちに興味が湧き、写した事を尊敬する写真展です。
初期の頃は、いわゆる暗箱で写していたようで、機材だけでも大変だったと思います。
持って行けるフィルムの数も少なかったでしょうし、シャッターを切るのにも、相当考えてからレリーズを押したと思います。
私が大学生の時に、山岳写真家のアシスタントをしている1年下の学生がいました。かれは、写真家と遭難しかけた事があり、撮影機材で必要の無いものから捨てていって、撮影済みフィルムだけは持って帰って来たという話を聞いた事を、思い出しました。
写真展を見に来ているのは、山好きの人も多いらしく、いつもの写真展と異なる感じでした。
私が一番面白かったのは、戦前の国鉄が作った、穂苅三寿雄さんの写真を使った、B倍たていちのポスターです。
そのなかの1枚の趣旨は、国を守るためには体を鍛える必要がある、そのためには登山を・・・ 時代を感じさせます。
都写美は今年9月末で、大規模改装のために一旦閉館、新装オープンは2年後の予定です。

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