15年前。 11月11日(月)3935


15年前。 11月11日(月)3935_b0069507_583517.jpg昨日、SONY RX10の事をエントリーしましたが、今日の写真は、15年前のRX10とでも言いましょうか、1998年10月25日発売のSONYのCyber-shot PRO DSC-D700(¥235,000,-)で撮影したものです。
撮影は1998年の12月だったと思います。
目的は、ポラロイドフィルムを使った、デジタルカメラ用プリンターの出力サンプル用です。
そのために、アマチュアが買えて、使えるハイエンド機としてDSC-D700を選びました。
当時のプロ用デジカメ状況ですが、Eos 1N BodyをD2000が200万画素198万円で1998年の2月発表。
デジタル1眼を身近にしたNikon D1の発売は1999年9月29日でボディーのみ¥650,000,- そしてCanon D30は、遅れて2000年9月。(そうか、CANONはこれを見習って、3600万画素を出すの、遅らせているのかな〜)。
この時代は、デジタルといえば、フィルムをスキャニングしてフォトショップでいじってるというのが、まだ一般的でした。
DSC-D700は1眼レフ(光学式ファインダーです。)で、35mm換算28mm〜140mm F2~2.4 と、今でも通用しそうです。でもその性能は、今から思うとトホホな性能です。
画素数は150万画素。メディアはメモリースティックで最大の容量でも8MB(GBではありません!)。1344×1024の高画質で撮影すると、わずか10枚。高標準で20枚しか写せませんでした。もっと高画質を求めると、このカメラはRAWではなくTIFFでの撮影になり、8MBのメモリースティックで1枚しか写せません。
さて、実際使ってみての、このカメラの最大の欠点は、ピントが合わない事。デジタルカメラテストのオーソリティー山田久美夫氏の、当時のPC watch上のレポートでは「ポートレートでは、ピントがきちんと合う確率は3割程度だ。オートフォーカスの問題は、カメラの基本中の基本の機能だけに、このようなレベルでの製品化は実に残念だ。」と厳しく書かれています。
では、一眼レフならマニュアルでのピント合わせを・・・ と誰でも思うのですが、空中像式(初代ライカフレックスと同じ!)に近い方式のため、マニュアルのピント合わせは不可なのです。山田氏は解決方法として富士フイルムが発売していた「LV-D3」という液晶ファインダーをDSC-D700のホットシューに付けて使用する事を薦めています。
そんな事はつゆしらず、デジタルカメラでの初ロケ。これからのフォトグラファーのあるべき姿と、メモリースティックを5~6枚とFUJITUの10インチTFTでは無い暗い液晶(昔TFTが髙かった頃にあったのです。)のノートパソコンを持って勇躍ハワイロケに行きました。
結果、山田氏の書かれたように、昼はピントに苦労しながら、夜はデーター処理に追われるという今の状況を暗示するようなロケになりました。

この写真を撮影からして15年、DSC-D700の現代版といえるRX10の画素数は13倍、値段は約半分、AFピント合わせは、比較にならない精度とスピード・・・
デジタルの性能アップ凄いです。今から10年後はどうなっちゃうんだろう????

 
by mash_boss | 2013-11-12 08:04 | 海外ロケ | Trackback | Comments(0)
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