今日の夕方、劇団・唐ゼミの東京公演を撮影しに浅草へ。
場所は、今年160才の「花やしき」裏の特設テント。
会場は17時30分。その頃、東京都心部は凄い雨に襲われました。
浅草寺境内も写真のような状態です。
劇団・唐ゼミは名前のとおり劇作家・芥川賞作家・俳優・演出家の唐十郎さんが、横浜国立大学の教授をしていた時に、そのゼミの卒業生が立ち上げたプロの劇団です。
演目は、もちろん唐十郎さんの作品ばかりです。
それだけに、劇場はテント劇場です。
雨対策はしているのですが、今日のような豪雨ですと、雨漏りや水はけの問題がいろいろでいぇきます。キャストもスタッフも手の空いている人は、全員で対策に当たります。
雨対策も客入れ前に、めでたく終了。突然の豪雨にも拘わらず、満員でした。
今回の演目は、伝説のマイナー作品「夜叉綺想」。マイナーと言えども3幕3時間の大作です。
カメラは、Eos 5DMkⅢ2台を静音モードにして、f70~200mmF2.8 とf24~105mm F4.ISO3200、Jpg L FineとM Rawで撮影しました。
最新のデジタルカメラは、高感度に強いのが、動きの速い唐さんの舞台撮影では助かります。
今日は、2台のカメラで10GB+α撮影しました。
21時過ぎに終了。
舞台が始まって、しばらくして雨は上がっていました。
熱気溢れるテントから外に出ると、少し過ごしやすくなっていました。
ラブホが借景になる、花やしき裏のこの風景、キッチュな感じで唐さんの舞台にはピッタリです。
それもそのはず、この場所は唐さんの代表作「下谷万年町物語」にでてくる「ひょうたん池」のあった場所なのです。
今回の劇団・唐ゼミ 東京公演は。あと15日(月・海の日)、20日(土)、21日(日)の3回です。
そして今日は、フランス革命記念日、いわゆる「パリ祭」です。
パリは唐十郎さんが、直木賞を獲った「佐川君からの手紙」の佐川一政氏がいわゆる人肉食事件をおこした場所でもあるのです。
その、佐川氏は私と同じ、和光大学人文学部人間関係学科卒・・・
フランス国歌の「ラ・マルセーユズ」です。
行こう 祖国の子らよ
栄光の日が来た!
我らに向かって 暴君の
血まみれの旗が 掲げられた
血まみれの旗が 掲げられた
聞こえるか 戦場の
残忍な敵兵の咆哮を?
奴らは我らの元に来て
我らの子と妻の 喉を掻き切る!
武器を取れ 市民らよ
隊列を組め
進もう 進もう!
汚れた血が
我らの畑の畝を満たすまで!
国歌の歌詞です。凄いです。国家の成り立ちが日本とは全く違う事がわかります。
参議院選挙行きますかのインタビューを見ていたら、子供連れのお母さんが「政治は良くわからないので選挙いきません。」若い人は「選挙行きません。興味が無いです。」・・・
自分たちの将来捨ててしまっています。
払い下げられた民主主義の果て・・・
ブログ ランキングに参加中です。こちらのクリックも、よろしくお願いします。