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敗戦の日が近づくと、NHKで第二次世界大戦・太平洋戦争関連の番組が多く放送されます。
最近、私がはまっているのがNHKスペシャルの戦争系と戦争証言プロジェクトの各番組。
番組を見るにつけて驚くのは、当時の戦争指導者達やマスコミの独りよがりの解釈とご都合主義と、非科学的神がかり的な思考、「赤信号みんなで渡れば怖くない。」的行動です。
でも、ちょっと考えれば、その傾向、今だってあると思います。
終戦後、経済発展が続いていた頃、戦争の記憶が多くの人々にあった頃は顕著には表れていなかったですが、戦後66年、成熟社会になったこの頃、様々な所で現れて来たように思えます。
今度の地震でその傾向が更に顕著になってきました。
日本における、政官経主導の原子力発電の歴史、事故の想定、事故後の対処を知れば知るほど、太平洋戦争当時の指導者の思考パターンと似ているように思え、原発労働者が語る作業実態はNHK戦争証言プロジェクトで語る、元兵士とダブります。
今度の地震対応で思ったのが、日本人って「緻密で粗雑」という事です。
目の前の事は緻密ですが、近未来、将来の事は大ざっぱです。これって、昔から台風や地震が多く、天災にはなすすべがなかったので、そんなに先を考えても何もならないという思考パターンになってしまったのでしょうか?
明日は、終戦記念日、私には敗戦記念日の方が馴染めます。
ラットホールギャラリーで荒木さんの「彼岸」を見ました。良かったです。
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