ランキングに参加中です。
今日は午後から、西麻布のギャラリーEMへ・・・
「藤井英男・永嶋勝美 写真展
Charme de la Automobil 魅力的なクルマ達」
良い写真展でした。
クルマの写真展ですが、とても落ち着いた大人の洒落た写真展です。
60年代と80年代にパリに暮らした二人のフォトグラファーが切り取った、ヨーロッパのクルマ達とその持ち主の心豊かな生活・・・
モノクロの世界のなかに、心地良く捉えていました。
左が藤井さんで、右が永嶋さんです。藤井さんは60年代の終わりからファッション雑誌で活躍されたフォトグラファーで、フォトグラファーを目指していた私の大好きなフォトグラファーの一人でした。
決して大げさな写真ではありませんが、小粋なファッション写真を写されていました。
藤井さんの先輩の年代では、吉田大朋さん、同年代だと久米正美さん・・・ 洒落た写真を写されていました。
そして、当時のファッション誌と今のファッション誌の違うところ・・・ それはモノクロファッションページが有るか無いかです。
そういえば、アベドンもペンもモノクロですてきなファッション写真を写していました。
黒澤監督はモノクロで「あかひげ」の赤を表現したかったと、どこかで読んだ気がしますが、藤井さん時代のフォトグラファーはモノクロのトーンのなかに、服の色やマテリアルを表現しようと暗室作業に励んだ経験をお持ちです。
永嶋さんはADをしていた事もあるフォトグラファーでデジタルにも銀塩モノクロにも造詣の深いライカ使いのフォトグラファーです。年齢は私と同世代。そんなお二人が出逢い、藤井さんは永嶋さんに感化され引き伸ばし機を買い換え、印画紙をバライタに変えて再びモノクロ写真に向き合ったとの事でした。
エンゾ君、見に行かれる事を薦めます。19日まで開催していますが、月、火休館です。
ブログ ランキングに参加中です。
ココのクリック、よろしくお願いします。