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「鈴木 清」写真展を見に皇居の近く、竹橋にある国立近代美術館へ行きました。
私が、鈴木 清さんの写真を見たのは、山岸さんが編集長だった頃の「カメラ毎日」でした。
鈴木 清さんや、牛腸 茂雄さんをとりあげた「カメラ毎日」大好きでした。
鈴木さんや牛腸さんの写真は、当時、さっそうと登場した森山大道、中平卓馬とも違い、アメリカからやってきたコンテンポラリーフォトグラフィーとも違い、もちろん前の世代の土門拳、木村伊兵衛とも違う写真に強烈な印象を受けました。
今日、久しぶりに「鈴木 清」写真展を見て、あらためていろんな事を感じました。
もの創りは、出自と時代が何らなかの影響を及ぼすのなら、鈴木さんの写真は出自に鋭敏な感覚が加わった作品です。
「アマチュア」の定義を改めて考えさせられました。
土門拳賞や日本写真協会賞等の大きな賞を受けながら、生業は看板描きをしながら写真を写し続ける。
「真のアマチュアとは、業績や質はプロと同等かそれ以上でも、生業は別の職業の人」これは、哲学者で法政大学の教授だった福田定良さんのアマチュアの定義ですが、鈴木さんは、正にアマチュアそのものでしょう。
私を含めた、へなちょこフォトグラファーは必見の写真展です。
見終わったあと、決して明るい気持ちになる、写真展ではありません。見ルベシ!!
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