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「写真の表現と未来について、何か方向性というか、お考えがあれば教えていただけませんでしょうか?」
123という方から、イヤ〜 難しい質問をお受けしました。東京のTBSというラジオ局が放送していた「全国こども電話相談室」という長寿番組があったのですが、その中での一番難しかった質問「ボク、どうしてここにいるの?」というのに匹敵する難しさです。
今現在の私の思うところを書いてみます。
写真の未来は明るいとも暗いとも言えます。
少し前までは考えられなかった方法で「写真」ができるようになり、これまでの概念の「写真」に捕らわれていると「暗く」なり、自由な考えができる人には「明るい」といえます。
映画なんか、実写とCGを使用して新しい世界を切り開いています。写真も同じ事です。
写真の方向性は多様になるでしょう。先進国は、文化的にも政治的にも多様なものです。100人いれば100人の方向性があり、それぞれを尊重すべきです。netの発達により国の単位ではなくて、同じ方向性の人達の巨大なグループができるかもしれません。
プロとしては、感覚で写真を写せる人でもプロになるチャンスがどんどん増えていくでしょう。
理由:デジタルカメラの登場です。押せば写せます。正し、カメラの機能を使いこなせるかいなかにより写真の差が出て来ると思います。→最先端のデジタル一眼レフカメラの機能設定、カスタムファンクションの機能数はビックリするくらい多くなっています。これらの機能をうまく使いこなせれば同じカメラで撮影しても「差」がでます。→メカニズム音痴とメカニズム好きでは差ができます。
お金が無くてもプロになるチャンスが増えます。
理由:デジタル以前は、写真はお金がかかりました。
大昔はライカ1台の値段は家一軒と同じだと言われました。
NikonFが発売された1959年の価格は61,700 円(50mmF2付き)、その当時の「大企業」の初任給が、大卒で13,300円、高卒で 8,730円、中卒で 5,830円とか。当時大卒の人は少なかったので高卒を平均とすると、初任給の約7倍でした。
現在は2000万画素以上のデジタル一眼で一番安いCANON 5D MkⅡは24mm~105mmのレンズがついて、340,000円前後で買えます。ちなみに大卒初任給は200,000円位です。
6〜7年前は当たり前のようにプロが使う、あるいはプロになろうとする人が使用した、カラーポジ(スライド)フィルムの35mmは36枚撮りで1本900円位、それに現像代がやはり900円位、1本1,800円が写真を写し続ける限りかかり続けました。
それに、カメラも35mm、6x6〜6x7カメラ、4x5カメラと何種類かのカメラとレンズが必要でした。それが、今は35mm一眼レフタイプの1000万画素以上のデジタルカメラがあればどうにかなります。欲をいえば2000万画素以上は欲しいです。
世界が相手です。
写真の流通形態が大きく変わったからです。つまりnetです。netのおかげで自分の作品は世界に発表できます。紙媒体しかなかった頃(わずか20年位前です。)には考えられない事でした。
オリジナリティーのある写真を写していれば、写真の注文も国内ばかりでなく世界から来るようになります。
高度な技術。
フィルム時代より、複合的な高度なテクニックを持ったベリープロフェッショナルな写真家が生まれます。高い感性とPCを高いレベルで操れる少数のフォトグラファーが登場するでしょう。F1ドライバーのようなフォトグラファーです。
色々書きましたが、写真あるいは写真に類似する表現は無くなる事はありませんが、作り手側の変化が求められます。
以上が、答えにならない答えです。

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