デジタル再認識!舞台撮影。10月22日(木)1946
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今日は、夕方から珍しい撮影でした。
それは、舞台撮影。12月と1月にキヤノンサロン銀座と梅田で開催する写真展「Episode」とそれに連動しているCAPA、12月号用に、モデルになってくれた禿恵みさんが出演している劇団・唐ゼミの「下谷万年町物語」のゲネプロを撮影しました。
唐十郎作の「下谷万年町物語」は'81年2月のパルコ劇場以来の28年振りの公演になります。
70年代後半から80年代は、日本の経済もまだまだ右肩上がりで、特に西武デパート、パルコは文化事業に力を入れていました。パルコ劇場は様々なバリエーションのイベントを開催して若者を集めていました。何せウッディー アレンをコマーシャルのキャラクターに起用し「おいしい生活」なんていうヘッドコピーでブイブイやっていました。
デジタル再認識!舞台撮影。10月22日(木)1946_b0069507_722229.jpgデパートが文化に理解があり、お金をかけられたのも今は昔、バブル時代にはやった、企業のメセナなんて不況になったとたんに泡のように吹き飛びました。
28年振りの公演の理由は色々あるらしいですが、テントで公演する「前衛」劇団としては出演者、特に男娼役の人数が多く経済的にもなりたたない事もあるようです。貧乏時代の今、企業からの後援は望むべくもなく、あえて劇団・唐ゼミが自費で挑戦するというので、芝居の世界では話題になっています。
唐ゼミが28年振りの公演に選んだ地は「下谷」に近い、浅草花やしき。青テントの後ろにはラブホテルがそびえ立ち、近所のおばさん達から「うるさい」という抗議がでる、なかなかキッチュな場所です。

さて、舞台撮影は久しぶりですが、デジタルの便利さを、凄さを再認識でした。
フィルム撮影では苦労した、フィルム選び、露出なんかもチョチョイノチョイです。でも、さすが露出はオートではダメで、マニュアルで1/160、5,6前後でOKでした。CANON 5D MkⅡでISO6800で撮影しました。ISO6800でも充分なのに、先日発表されたNikon D3SやCANON 1D MkⅣは、何とISO102400までOKというのですから、想像を絶します。
こんご、舞台写真も新しい表現がでてくるでしょう。機材の発展は、表現を広げます。

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by mash_boss | 2009-10-23 07:22 | 撮影 | Trackback | Comments(0)
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