今日は特例社団法人・日本写真家協会の総会が、恵比寿の東京都写真美術館のホールで開かれました。
民法上で、社団法人は年度が変わって75日以内に総会を開かなければならないという規定があり、今は法人格を持った写真の団体の総会シーズンなのです。
20日は日本写真協会、今日が日本写真家協会、6月6日が日本広告写真家協会の総会が続きます。写真館の団体、日本写真文化協会も6月14日までには総会をするはずです。
日本写真家協会は今年、2年に一回の役員改選の年にあたり、80歳の田沼武能さんが会長に再任しました。1995年に会長に就任いらい、14年8期めになります。
田沼さんは、人格も業績も立派なフォトグラファーですが、それはそれとして、日本の現状と同様に、日本の写真界も高齢問題は深刻です。それとともに「需要と供給」が必ずしもマッチしていない事・・・・
MASHの原宿の事務所、MASHmanagementにも30代のフォトグラファーの方が何人も面接にいらっしゃいますが、日本広告写真家協会にも、日本写真家協会にも入っていません。ブログランキングで上位常連の相原さんも、40代で活躍中の魚住さんも、土屋さんも、萩庭さんも入っていません。今、活動しつつあるレップ協会がマネージメントしている多くのフォトグラファーも加入していません。先進国の日本やアメリカでは写真に対する価値観や使い方、使われ方も様々で、フォトグラファーの方々も色々な考え方もあるとは思うのですが、デジタルという産業革命を向かえて、その革命が終了しつつある今、そして、デジタルによってフォトグラファーになる人が多い今、写真を写して生活している人達に何らかのサービスを提供する団体は、必ず必要だと思います。
日本写真家協会は設立60年、日本広告写真家協会は設立50年、先人達は必要に感じて両協会を作ったのだと思います。両協会とも時代の需要を汲む努力をいっそうしなければ、先は無いように思えるのですが・・・
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