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カンバック エクタクローム!  1月9日(月)  5918


b0069507_23294153.jpgラスベガスで開催されていたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で、コダックが今年後半にエクタクロームフィルムを発売すると発表しました。
ここ数年でアナログ写真の人気が高まり、プロ用写真フィルムの販売が増加しているとして再導入するとの事です。( プロ用でも使用者の殆どは、アマチュア? )
他にも、Kodachrome magazineという80ページの小雑誌も発行し、その限定版をCESで配布しました。
コダックのフィルム製造量は最盛期より94%も減ってしまい、コダックが2012年に破産宣告を受けたあと、自社のアイディンティティーを探すなかで、フィルムの特徴を見直し、紙媒体の新たな必要性を感じて、コダクロームマガジンを発行するようです。

再発売されるエクタクロームは35mmサイズのみ。日本での発売はアナウンスされていません。
他にも、8mm映画用のSuper8規格のエクタクロームも発売するそうです。
これは、日本では、ほとんど知られていませんが昨年、コダックは映像記録はフィルム、音はデジタル記録 ファインダーは電子ビューファインダーというハイブリッド仕様のSuper8規格の撮影機を発表し、今年のCESで製品版をHands-onさせました。
Super8は1秒間24コマ撮影の、映画規格で撮影すると、フィルム1本で2分30秒しか撮影できません。
iPhoneでも、4K映画が撮れてしまう現在、偉大なるアナクロニズムとでもいって、賞賛しましょうか?
アメリカのメーカーって、独自のマーケッティング理論で製品を発売し失敗する事も結構あるので、これも、そのようにならなければと思うのですが・・・
そう言えば、トランプさんだって「独自」の世界観で、大統領になったので、失敗しなければよいと思うのです。こちらは、失敗されると世界危機です。(ソフトに路線変更を願います。)

さて、35mmも Super8も問題は撮影後の現像です。
35mmのフィルムについては、KodakのWebサイトで世界中のどこで現像できるかを検索できるようにするそうです。
そもそも疑問なのは、エクタクローム用の現像液E6も2014年6月に生産はやめていて、日本のコダック系のラボ、堀内カラーもE6同等のフジの現像液CR56で現像しているのが実情のはずですが、E6現像液も復活するのでしょうか?
日本では、このフィルムが発売された場合の現像は、プロは堀内カラーやクリエイトで現像できます。
アマチュアの方はヨドバシカメラや、ビックカメラ、キタムラに持って行けば現像加能でしょう。
Super8は、今でも発売されているカラーフィルムがネガフィルムだったので、撮影したあとのフィルムをコダックに送り、コダックは現像後スキャンして、そのデーターをクラウドにアップして、ユーザーはデーターをダウンロードするという、方法だそうです。もちろん、撮影後のフィルムは後で送り返されてくるのでしょう。
エクタクロームはポジフィルムですが、8mm映写機なんて中古品だって殆ど手に入らない現在、どうするんでしょう。ネガと同じ方法にするのでしょうか?

いずれにせよ、この35mmフィルムが発売されたからといって、プロの撮影体制には影響がないでしょう。
そもそも、2012年にコダックを倒産させた決定的要因 は「フィルムにこだわりすぎ」と言われていまが、現在はフィルムはニッチな製品と自覚しているようなので、エクタクロームを再発売してもだいじょうぶでしょう。



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by mash_boss | 2017-01-10 07:27 | 機材 | Trackback | Comments(0)
ほんとうの終わり・・・  4月14日(火) 5154


b0069507_6201989.jpg昨日の「雀の会」レセプションで、堀内カラーの方とお話ししました。
始めて知ったのですがE6が生産中止になって、堀内がCR56で現像をしている・・・!
若いフォトグラファーや写真愛好家の方は何の話かおわかりにならないと思うので若干の説明です。
堀内カラーと言えば、Kodak系内式カラーポジフィルムのプロ向け現像所としては日本最大手の現像所です。(でした。?)大阪が発祥の地で、大阪、東京、京都、名古屋に現像所を展開していました。
もちろん、MASHもお世話になっていて、最盛期は1日3~4回撮影済みのフィルムをピックアップ、現像済みのフィルムをデリバリーしてくれました。
どんな優れた写真でも、堀内カラーのような、プロ向け現像所がなければ完成しない、縁の下の力持ち的というか、隠れた主役でした。
プロが使っていたカラーフィルムは殆どがポジフィルム、そのなかでも35mmのコダクロームを除いて、フジクロームが発売されるまでは100%エクタクロームというフィルムで、その現像液がE6です。
エクタクロームというのは、発色方式が内式カラーポジフィルムで、フジクロームも内式カラーポジフィルム。現像液もエクタクロームのE6でもフジのCR56でも、現像ができました。
私がプロの世界に入った頃は、プロが使うフィルムは100%近くKodakでした。ところがフジクロームが発売され、性能の良さからKodakのシェアを奪いフィルム時代の最後の方は、シェアはフジクロームの方が上だったかもしれません。現像所もフジクローム発売に合わせるように、フジは全国的にクリエイトいう現像所を展開していきました。
堀内とクリエイト、それぞれコダック系とフジ系のラボ代表としてのライバルだったのです。
そのエクタクロームの生産中止が発表されたのが2012年3月1日でした。やがては、その現像液E6も生産中止になるとおもっていたのですが、現実になっていました。
堀内がライバルだった、フジのフィルムをフジの現像液で現像する時代になったのです。現像本数が少ないので、1日の現像する回数も減り、現像の安定という点では、大変そうです。
お話しした堀内の方曰く、ポジの行く末はフジ次第・・・ フジフイルムがいつまでポジを生産するかにかかっているそうです。
ネガカラーは、まだ少し大丈夫そうです。
こんな事書いているわたしも、もう、10年位堀内にせよクリエイトにせよ行っていません。
フィルムでの撮影が無いのです。
あしたは、もっと危ないお話しを・・・

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by mash_boss | 2015-04-15 07:43 | 機材 | Trackback(1) | Comments(0)