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Cameraman be photographer.12月31日(日)
私は、いつも気になる表現があります。
私たち写真を撮影する人間が自分の事を「カメラマンの△△△です。」と言っています。
よく聞くフレーズですが、ほんとうにカメラマンでよいのでしょうか?
カメラマンとは、そもそも映画の世界から来た言葉だとか・・・・
その映画では、撮影監督制度のアメリカ映画等ではカメラマンの事がCamere operatorとエンドロールで表記されています。
デジタル写真の世の中、写真の世界でもモニター上に写した写真がすぐに再生できる時代になり、現場の色々な職種の人達がフォトグラファーの撮影した画像をその場で見られる時代になってきました。露出やピントは合っていても、写真的にチャンとした写真がモニターに出て来ないと、現場はすぐに色々な意見の山になってしまいます。
「デジタル時代になって、フォトグラファーの「神秘性」が無くなってきている。」と、あるADが言っていました。
機関誌「映画撮影」の創刊号の言葉として、三村明という撮影監督が以下の文章をよせています。
「或る程度の写真の知識を持った者が、キャメラにフィルムを入れてシャッターを切れば被写体は必ず写る。彼はフォトグラファーである。
 シネマトグラファーは、撮影するものの内容、コンテニュティ、ムードなどを計算に入れてそのストーリーにマッチし、しかも観る人にアッピールする写真を撮ることが第一条件である。そして常にキャメラを意識させないで物語をフィルムの上に表現する技術が必要である。
 よくフォトグラファーには誰でもなれるがシネマトグラファーになることは容易ではないと言われる理由はそこにある。そうした意味で現在そして今後もわれわれの研究すべきことが多くある。 」この文章のフォトグラファーをカメラマンに、シネマトグラファーをフォトグラファーに置き換えれば、写真の「カメラマンとフォトグラファー」の違いを、感じていただけるのではないでしょうか。
デジタル写真革命が最終段階になってきた今、「カメラマン」だけではやっていけなくなる日が来ると思います。
Cameraman be photographer!!

そのうち、フィルム撮影もできるのがPhotographer、デジタル撮影だけしかできないのがCameramanと呼ばれるようになったりして・・・・・

06年最後の日、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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by mash_boss | 2006-12-31 04:46 | 写真世界等々 | Comments(4)
写真展について 12月29日(金)
b0069507_2344221.jpg今年は、色々な写真展を見ました。東京は実に色々な場所で写真展が開催されてると実感しましした。
先日、若い人の写真事情についての座談会を企画し、元日本カメラの編集長で現在「写真年鑑」の編集をしている河野和典さんと、写真家の大島洋さんのお話をお聞きした。
そのなかから、印象に残った事を2つ程・・・
日本カメラ社が写真年鑑のために調べただけでも、全国に写真展専用のギャラーは140くらいあるという事です。その140のギャラリーで一人一週間ずつ写真展を開くとすると、年間で140ギャラリーx52週=7280! 中には開催期間が2週間とか10日とかの場合もあるので、約年間6000人・団体の人達が写真展を開催するそうです。これに、つかみきれていないギャラリーや、デパート等で開催される写真展を加えると、もっと増えます。この数、どう思われますか?
また、大島さんは、若い写真家に「社会的関心」を失わないようにと、おっしゃっていました。
最近、印象に残った2つのお話でした。

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by mash_boss | 2006-12-30 00:34 | 写真世界等々 | Comments(2)
ワールドワイド 12月28日(木)
b0069507_5444794.jpgアソシエーツフォトグラファーの富田さんが、スタジオの再チェックに来社しました。
目的は正月3日4日の撮影の為です。正月早々のスタジオ撮影ですが、何故かというとクライアントが外国企業だからです。かんがえてみれば、年末から正月三が日をゆっくり休むのは日本で、外国は1日だけ休みで2日から普通どうりに就業ですよね。
撮影をするのは、某国の巨大総合電機メーカーの電子レンジの撮影です。
撮影する電子レンジは、ワールドワイドに使用されすそうで、レンジと一緒に撮影する料理の選定が難しいそうです。
牛肉/豚肉等、宗教上の理由で食べられない国のある料理は基本的にNGだそうです。それに加えてイメージ撮影で、レンジに絡めた植物の種類が、ある国では悪魔を呼ぶ木だったそうで問題になったことがあるそうです。
世界は広くて難しい・・・・
今回の撮影はイモを使った料理になる可能性が強いそうです。
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夜7時から渋谷でスタイリストさんと打ち合わせ。
ここは、いつもと変らず凄い人。おまけに、今日はキリスト教の団体が大挙して繰り出して街宣中で、新世紀は始まったばかりなのに、何やら世紀末的様相・・・
鯨のハリハリ鍋を食べながら、1月の中旬の写真展用作品撮影の打ち合わせ。その後、セレリアンタワーの40Fのラウンジでシャンパン・・・・
MASHは今日で今年は終わりです。でも、年賀状まだやっていないので、明日は午後から事務所で年賀状作業です。

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by mash_boss | 2006-12-29 06:19 | 写真世界等々 | Comments(0)
今年最後のロケ 12月27日(水)
b0069507_48391.jpgイヤ~ よく晴れました。東京は昨夜、季節はずれの大雨に雷。今日は昨日の雨も嘘のような快晴です。
本来、22日に撮影する予定だったモデル撮影。天気が良くないので今日に延ばしたかいがありました。

b0069507_4161674.jpgフォトグラファーは岡安君と池嶋君。岡安君は2006年は自称「曇り男」でした。
今日の「晴れ」をきっかけに2007年は「晴れ男」に変るそうです。
b0069507_421568.jpgもう一人のフォトグラファーの池嶋君は、モデルのファッションイメージ撮影に、初挑戦です。
岡安君と、池嶋君、二人とも今年一番伸びたフォトグラファーです。
b0069507_4252862.jpg今日の撮影は、珍しくフィルム撮影なのです。
2人のフォトグラファーがファッション撮影をするので、用意したフィルムはブローニーで200本プラスです。明日で現像所も今年の営業は終了なので、現像は来年にします。
シグマラボさん、来年はMASHの初現像で200本近い現像が行きますのでよろしく。
ところで、フィルムを入れているのは9月にMASHに戻ってきた大橋君です。
大橋君は、3年弱前、長友さんから、アシスタントの初任教育を依頼され、3ヶ月程MASHにいた事がありました。その長友さんが、今年の7月末に急逝され、残務整理の後9月からMASHに再就職?になりました。
b0069507_4403881.jpgロケ場所は、二子玉川のクルールというハウススタジオで全館貸し切りでの撮影です。
ハウススタジオは、天気が良いのと悪いのでは大違い。今日は待ったかいがありましたが、19年ぶりに年末に20℃を越える気温になり、陽当たりの良いハウススタジオは温室状態で、何と冷房をいれました。
b0069507_450674.jpg晴天に恵まれ、モデルイメージ撮影は、日のあるうちに無事終了。
夕方からはモデル切り抜き撮影になりました。

b0069507_10194545.jpg結局本日の撮影分は189本でした。
これにて、今年のMASHの撮影は終了です。

クライアントの皆様、編集の皆様、本年は色々」ありがとう」ございました。来年もよろしくお願いいたします。
MASHは29日から1月4日までお休みです。5日から、更にパワーアップして07年のスタートです。
このブログを、いつもご覧になってくださる、訪問者の皆様、ありがとうございました。
ブログは、年中無休です。

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by mash_boss | 2006-12-28 05:11 | ロケーション | Comments(0)
You 12月26日(火)
MASHは29日から1月4日までお休みです。小分けしながらの大掃除が始まりました。
飯島は精算中、矢野は年賀状のリストチェック、五頭は年明けのスケジュール調整をしながら、皆で、いらない書類をシュレッダーにかけて行きます。
b0069507_1245556.jpg

b0069507_1255246.jpg珍しい年末の大雨のなか、忘年会のため青山へ・・・
今日は「ふぐ」です。ふぐ刺しと鍋、美味しかったです。
おあいては、TIMEの広告部の方です。今年は、3つのクライアントの仕事で何回もおせわになりました。
TIMEの仕事は、撮影する側も何となく心構えが違うのです。写した写真が、少しおおげさに言えば世界に発信されてしまうのです。
TimeもLifeも写真の力を世界に示し続けている雑誌です。

ところで、毎年Timeが選ぶ、Person of the Year(今年の人は)”You"「あなた」です。
Web時代の現在、インタラクティブなメディアでは「あなた」が主役なのです。

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by mash_boss | 2006-12-27 10:09 | 日常生活 | Comments(2)
ポートフォリオ 12月25日(月)
b0069507_391018.jpgイケメンですね~!
N.Y.から来日したイタリア系のモデルさん・・・・・・? ではなく、じつはBrewer-Cantelmoというポートフォリオ製作会社の若旦那なのです。
ポートフォリオとは、我々プロが自分の作品を入れて編集者やADにに持って行く、プレゼンテーション用の「アルバム」です。
日本人の自分自身を売り込むのを美徳としない「国民性」と同じに、プレゼンテーションをする為の方法、道具は欧米、特にアメリカにだいぶ先を越されているようです。
自分を売り込む、説明しないと、正しく判断してもらえない他民族多言語国家のアメリカは、写真を入れるポートフォリオにせよ、PCソフトのパワーポイントにせよ、プレゼンテーションの道具は良くできていると思います。
このごろ、「説明責任」というコトバが政治家や役人に対して、よく使われますが、これって「プレゼンテーション」ですよね。事がおこってしまった後の「説明」は「プレ」ではないですが、これがへたくそなのも「自分自身を売り込むのを美徳」としない、伝統?からきているのでしょう。
話は、だいぶ横にそれましたが、ポートフォリオ、New York製は実によくできています。
私が、カッコイイ ポートフォリオを見たのは、もう20数年前に杉木さんのアシスタントをしている時に、売り込みに来る外人モデルが持ってくるポートフォリオが最初でした。彼女たちは自分の掲載されている雑誌や作品を、すてきなポートフォリオに入れて持ってきました。
この点は、今も同じで、Fordやfolio、Satoru等々の外人系のモデルエージェンシーは、おそろいのポートフォリオがありますが、日本人モデルのエージェンシーは「入れ物」にはあまり気を遣わないようです。その理由のひとつは、良いポートフォリオは、お値段が張るのです。
売れるか、売れないかを精査しないで、十把一絡げのようにモデルにしたててしまうような、モデル事務所が自腹で高いポートフォリオをモデルに持たせる訳もなく、職業意識のあまりない日本人のモデルのコが自分で高いポートフォリオを買って写真を入れてプレゼンするという自己投資の意識も希薄なのです。これは、あくまでも一般論で、そうでないモデルさん達もいます。念のため。
さて、Brewer-Cantelmoのポートフォリオ、大きさ、表紙の材質、内側の材質、背表紙のタイプ、コーナーの処理、文字入れする文字のフォント、大きさ、位置、フライングシートという扉の種類等が全てオーダーメードで組みあわせは、何万種類以上になります。
今回、プロフェッショナルフォトグラファー向けの写真整理用品の専門店、コスモスインターナショナルがBrewer-Cantelmoの代理店になり、日本での受注を開始しました。
これまでは、MASHのファッション系フォトグラファーの岡安君等はN.YのGalleryというポートフォリオ製作会社に発注し、納品まで3ヶ月くらいかかっていましたが、コスモスさんのCantelmoは、文字校正ができて、3週間で日本に届くという事です。
私は、今回発注したportfolioに写真を入れて2月からの写真展の会場に置いておきます。
さて、肝心のお値段は・・・・・   
私の組み合わせで税込み¥68.000.-になりました。!!! 働かなくちゃ・・・

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コスモス・インターナショナル
by mash_boss | 2006-12-26 04:23 | 写真世界等々 | Comments(0)
ディープインパクト。12月24日(日)
有馬記念のディープインパクトで今日は盛り上がっていますね。
もう10年ちょっと前に「競馬フォーラム」という競馬雑誌の立上げにお付き合いをして、2年ほどMASHのフォトグラファー達が競馬の写真を写していた時がありました。
ちょうど、オウム真理教が話題になっていた頃です。毎週のように日曜は、東京か中山に行っていました。競馬界は金杯で始まり有馬記念で終わります。
美浦のトレセンにもいきました。栗東のトレセンにもフォトグラファーを行かせました。ばんえい競馬にも取材に行ったフォトグラファーもいました。私は、フィリピンのサンタアナという競馬場や韓国馬事会の取材にも行きました。
馬券も買った事もないくらい、競馬は素人でした。でも、なぜ引き受けたかというと、やったことの無いジャンルだったのと、レースの写真だけではなく、競馬界全体をルポする雑誌だったからです。スポーツカメラマンでは撮りきれない要素があったので、編集側もMASHに撮影依頼をしてきたのでしょう。
美浦のトレセンで蹄鉄師を8x10で撮影したりしました。これって、競馬雑誌としては、かなり異例です。
もちろん、その頃も武豊さんは有名でしたが、私が感動したのは、岡部幸雄さんでした。職人という顔つきと、お歳なのにガンバっているのにです。
やっぱり、難しかったのは、ゴールに走り込んでくる馬を正面から望遠で撮影してピントの合った写真を写すことでした。素人の私は、300mmで撮影をしましたが、スポーツ新聞のカメラマンや、スポーツ専門のフリーのカメラマンは手持ち600mmでピントのきちっと合った写真を写していました。当時のカメラはEOSー1Nをつかっていました。スポーツカメラマンはキヤノンのプロサービスで、通常よりピントが合うスピードが早くなるようにレンズを改造して使っていました。
大変だなと思ったのは、日曜日に競馬場であうスポーツ新聞のカメラマンが、普通の日には、当時オウム真理教の本部があった広尾にあるビルの前で張っているのを、スタジオ撮影の帰りに車ごしに見た時でした。また、船橋競馬場に石崎さんという騎士を取材に行ったときに、競馬場の人から、撮影許可証を受け取る時に「自分の安全は、自分でまもってください。」といわれた時はビックリしました。けっこう地方競馬場はガラが悪いのです。
その、当時は競馬ブームで随分競馬雑誌が創刊されましたが、競馬ブームが下向きになるにつれ、Netが発達するにつれ廃刊になった雑誌もあるようでが「競馬フォーラム」は健在のようです。
いろいろ勉強になった仕事でした。今、同じ仕事依頼が来たらどうしましょう。引き受けたい気持ちはありますが、400mmのレンズを付けたカメラを肩に、28-70を付けたカメラと、80-200を付けたカメラももって、カメラバックももって、あの広い競馬場を1日中動き回る体力は・・・・?
スポーツカメラマンは、皆さん良い体をしています。特に腕は筋肉隆々です。

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by mash_boss | 2006-12-25 00:28 | 写真世界等々 | Comments(6)
アサヒカメラ & 900回です。12月24日(日)
b0069507_4121124.jpg現在発売中の「アサヒカメラ」07年1月号に、11月12日に開催された、キヤノン5DとA3プリンターPixus Pro 9000を使用したデジタル写真セミナーのようすが、紹介されています。
この、セミナー、一人に5D 24-105mm Pixus Pro 9000のセットが1セットづつ、それにモニターはEIZOのAdobe RGBが再現できるColor Edgeが用意されていて、しかもインクジェットペーパーはキヤノン純正の最高級のペーパーが用意されているという贅沢なものでした。
さすが、入り口から出口までの一環メーカーが本気で開催するセミナーでした。
下の記事に関連しますが、フィルムへのノスタルジーは全く無い、デジタル産業革命後のセミナーでした。
でも、そんな事より、皆さんに「写す」という事、「写真を創る」という事を楽しんでいただけたと思っています。
興味のあるかたは、本屋さんで立ち読みしてください。 by Boss

気がつけば、この「記事」900件めの記事です。あきっぽい私がよ~く、続けられたもんだと思います。皆様ありがとうございます。
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by mash_boss | 2006-12-24 05:04 | 写真世界等々 | Comments(6)
デジタル革命終盤へ・・・今年のでき事。12月23日(土)
この1年間は、デジタル写真による産業革命の終盤に入った年と言っていいでしょう。
デジタル写真は、カメラが変るだけではなく、産業構造そのものが変ります。
最近、写真教育の関係者と話したのですが、これまで必修だったアナログ写真の現像やプリントといった授業が選択になるだろうと言うことです。
印刷業界も、製版屋さんが風前の灯火になり、印刷屋さんは、標準的な印刷をするだけになるということです。
写真用のフィルムは、イタリアあたりで細々と作られるだけになり、乳剤の塗布技術が稚拙なため、これまでのフィルムの性能より劣ったフィルムしたできなくなる・・・
来年は、雑誌の世界でもデジタル写真化が大幅にすすむ・・・・
ある東京のレンタルスタジオでは、2年前はフィルムでの撮影比率が、デジタル写真より多かったが、今年はその比率が逆転してしまったとの事です。
ある人は、ある時期デジタルの1年間の進化はアナログ写真の20年分に匹敵していた時期があったという事です。
来年の今頃は、どうなっているのでしょうか。

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by mash_boss | 2006-12-23 10:06 | 写真世界等々 | Comments(6)
本当の今年最後の撮影 12月22日(金)
b0069507_328359.jpg今日は、朝一で、プロ用Digital backを扱っている会社の旧知のY氏来社。
海外で展開されている、Digital serviceについての、日本での可能性を飯島とお答えする。
昨日は、私も飯島もよく知っているCDの所へ行ってきたとか・・・ もし実現すれば、面白い事になりそうです。
さて、私の今年の最後の撮影にハウススタジオのランティーユへ・・・
カメラを覗いているADのI氏は、昨夜突然、歯が痛くなったとかで少し青い顔をして登場です。
年末で、締め切りに追われて疲れているのでしょう。
15時過ぎには無事終了。でも師走の都内はめちゃ混みで、環8の玉川田園調布からMASHまで1時間半もかかりました。
来週は、写真展用の作品再チェックとスタイリストさん打ち合わせ。大掃除、年賀状、忘年会・・・

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by mash_boss | 2006-12-23 04:06 | 撮影 | Comments(0)