「ヴィションズ オブ アメリカ」の第3部 -アメリカン・メガミックス- 1957-1987を見に恵比寿の都写美に・・・
やっぱり面白い!!
感想は「薄められていくアメリカ」というような感じです。
昨日のエントリーで書いた、アイデンティティーを再構築中の広告系フォトグラファーとは別のフォトグラファーの姿がそこにはあります。そこには「写真の力」「写真の信頼性」があります。
でも、問題は1988以降です。
湾岸戦争があり、イラク戦争を戦っているアメリカ。デジタル写真が本格的に普及しだした後の記録性の問題・・・・
ベトナム戦争で「写真の力」と「メディアの力」に懲りたアメリカの為政者は、アメリカが誇りにしていた「報道の自由」を制限し始める・・・ 更には、メディアも画像修正した写真すら使用するようになっていく・・・ グラフジャーナリズムが衰退していく・・・・ 資本の力が必要な巨大メディアの誕生と、個の力でできてしまうWebの普及・・・・
このままで行くと、民主主義国アメリカの政府の記録は、かつての社会主義国の「プロパガンダ」の写真と同じになってしまうのでは・・・・
早く「ヴィションズ オブ アメリカ」の第4部 1988-2008を見てみたい・・・・
そこには、「薄められてしまったアメリカ」しか無いのでは・・・・
「アメリカ」、戦後アメリカ民主主義教育を受けた最後の世代の1950年代生まれにとっては、正義であり夢なのです。
少し、難しい事を考えた後は、「もつ鍋」で腹ごしらえです。
そういえば、東京では2000年頃だったと思いますが、突然異常な「もつ鍋」ブームになった事がありました。
その時以来の「もつ鍋」、木枯らし一番の吹いた今日には、体が温まってぴったりでした。
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