フォトグラファーにとっては、カメラや撮影機材はとても大切なもの。戦争の比喩を使うと、また批判コメントがくるかもしれないですけれど、戦う者の志気の高さが同じならば、兵隊さんの武器が優れているかどうかで、勝敗がきまる場合が多々あると思うし、武器の性能の差が開き過ぎていたら、志気も萎える場合もあるはずです。そんな感じで、MASHお友達フォトグラファーのモモちゃん事、桃井君のラスベガスからのPMA報告をcapacamera.netでまとめ見をしました。
個人的な注目は、SONYの2400万画素のフラッグシップ機とNikonの新PCニッコールレンズです。
デジタル一眼レフはそろそろ画素数の多さから画質の善し悪しに軸を移しつつあるといいますが、コマーシャル写真を写すフォトグラファーにとって「画素数」は気になります。
そんな観点からみると、無視できないのがSONYのデジタル一眼レフです。デジタルカメラの命の画像素子を自社生産でき、ミノルタカメラの伝統を受け継ぐカメラメーカーなのです。
SONYは今回のPMAで昨年の参考出品モデルより、実機に近い2400万画素35mmフルサイズ機のボディーと手ぶれ防止のセンサーユニットが展示されたという事ですが、発売間近なのでしょうか。さらにSONYは35mmフルサイズで3000万画素オーバーの受光素子を開発したとのニュースが去年の日経新聞に掲載されていました。その記事にはカメラ用としてでは無いと書いてありましたが・・・ あとは、SONYさんのプロに関する考え方と、サービス体制が変われば、プロ用デジタル一眼レフの2強に割り込む強力なカメラメーカー誕生になるかもしれません。それは、ミノルタX1のリベンジになるのでようか。
現在の2強のひとつ、NIKONからプロ待望のアオリのできるPCニッコルの新ラインナップが発表されました。決して多数売れるレンズではないですが、プロにとっては、必要なレンズです。以前のPCニッコールシリーズは、デジタル一眼レフの性能に追いついていないということで、生産をやめてしまいましたが、24mm、45mm、80mmの新PCニッコールとして復活のようです。こういうレンズもちゃんと出してくれる所に、プロへ向けての良心が感じられます。
もうひとつの雄のCANONさん、今回のPMAではKissデジの新型を出したものの、プロの間でも使用者の多い、5Dの後継機はまだでしたし、白玉のF2.0の200mmの単体ともう一本単体超望遠は出しましたが、モモちゃんのレポートを見ていても、寂しい感じがしました。
CANONさんもは、現行で唯一アオリのできる24mm、45mm、90mmを発売していて、MASHでも使用していますが、性能がデジタルカメラに追いついていません。CANONの方にお聞きすると、必要性は理解して頂けるのですが、やはり売れる本数とコストの問題で優先順位が後になってしまうようです。CANONさん、5Dの後継機、秋のフォトキナに期待します。首長くしてまってます。
そういえば、モモちゃんのレポートには1DS MKⅢもD3もD300出てきませんでした。わずか3ヶ月でニュースバリューは薄くなってしまうということでしょか?
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