今日は、矢野からヨドバシカメラ冨士見高原撮影会の画像をもらいました。
そのなかから、撮影機材に関して取り上げます。
まずは、この画像。何をしているかお解りでしょうか?
入射式の露出計で露出を計っているところです。フィルムの一眼レフやデジタル一眼に内蔵されているTTL露出計が良くなったおかげで、かなりベテランのアマチュアの方でもお持ちでないか、持っていてもお蔵入りになっているのが露出計です。ところが、プロの間では、露出計を使うのが当たり前で、カメラのTTLはサブなのです。
例えば、スタジオでのストロボでの撮影では露出計(ストロボメーター)無しでは、仕事になりません。
ミノルタが写真関係から撤退して、プロが一番困ったのはメーター関係なのです。露出計メーカーとしては、セコニックという日本の昔からのブランドやゴッセンというドイツの製品があるのですが、ストロボメーターで出遅れ、プロの間ではミノルタのメーターが圧倒的なシェアを占めていました。そして特に困ったのが、アマチュアの方は殆どお持ちでない、色温度を測るカラーメーターでした。撮影用のカラーメーターでは、日本では100%に近いシェアで、世界でもかなりのシェアを締めているのです。
SONYがミノルタの写真部門を買うと発表したとき、「メーター部門はどうなる?」というのがプロの間では一番の関心事でした。ミノルタにメーター部門はどうなると聞いても「未定です。」とのアナウンスが流れ、SONYがメーター部門を買わないらしいとわかり、それじゃミノルタのストロボメーター、予備にもう一つ買っておこうかと思った時はすでに遅く、市場からは製品が無くなっていて、新宿のさくらやで、ストロボメーターの機能も持っている、オートメーターの最後の一個をようやく買えたなんていう事もありました。
その後、ケンコーさんがミノルタのメーター部門を引き受け、ミノルタ製品そっくりさんが、カラーメーターを含めケンコーブランドで売り出され、ホッとひと息です。ただし、測光角度1°のスポットメーターは発売されませんでした。
今回、撮影会で使用したのは、ケンコーのオートデジメーターKFM-1100 (希望小売価格(税込)¥50,400)という露出計です。
余分なお話ですが、露出計にかざしている手の赤い腕時計、目立ちますね~。
SwatchのIRONYです。ベルトだけでは無く、文字盤の外側のリングの部分も赤です。軽井沢ショッピングセンターのSwatchのショップで、派手すぎて売れ残っているのを買いました。
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