陣中見舞いから戻って、17時から浴衣の撮影です。
モデルは、ニューハーフの、
はるな愛ちゃんと、読者モデルの3人です。
世の中、ルールっていっぱいあるけれど、着物の撮影もルールが結構あります。
着物ばかり専門に写しているフォトグラファーならいざしらず、私のように、広告系雑食フォトグラファーにとっては、着物におけるルールは覚えきれるものではありません。
そこで、頼りになるのが着付けの先生です。
若い頃、振り袖のパンフレット等を結構撮影しました。その時の着付けの先生に、随分色々な事を教えていただきました。
私が、振り袖の撮影をしていた頃でも、着物はすでに「死にかけた文化」でした。あの頃、着物の問屋さんも随分つぶれました。それから、十数年、着物を取り巻く環境は一向に良くなる傾向はありません。
一つの文化が、一般の生活から消えようとしています。浴衣を撮影しながら、そんな事を考えていました。
カメラの足下にモニターを置き、モデルさんがリアルタイムに撮影した画像を見られるようにします。モニターの前に鏡を置き、撮影している私もモニターの画像をチェックできるようにします。
スタジオでの撮影は、ハレ切り(ハレーション切り)をしっかりします。
レンズにはフードが付いていますが、フードもハレーションンを防ぐためのものです。スタジオ撮影では、フードだけでは、ハレーションを防ぎきれないので、カメラ全体を被うようにして、ハレーションを防ぎます。
今回のライティングでは、生で使用しているトップライトからのハレーションを、フラッグでしっかり切りました。
現在の35mm一眼レフ用レンズは、コーティングも進歩し、レンズとボディーの内面反射もしっかりと押さえられているため、ハレーションは起きにくくなりましたが、それでもハレ切りはしっかりします。
ちなみに、ハレーションが起きやすいカメラは、ハッセルブラッドの500CM,500ELM等の古いカメラとレンズ群です。このカメラシステムを使用すると、誰でもハレ切りの重要性がわかります。
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