Chanelは忘れない・・・   7月3日(日) 5697


b0069507_16521435.jpg今日の昼過ぎ、銀座2丁目のシャネル4F ネクサスホールで開催中の「Retrace our step・ある日人々が消えた街」カルロス アイエスター + ギヨーム ブレッション写真展へ行ってきました。
今年はまだ半分残っていますが、ドキュメント部門では、今年一番の写真展かもしれません。
忘れもしない、2011年3月11日に起きた、東日本大震災による津波で水蒸気爆発とメルトダウンを起こした、福島第一原子力発電所によって、人が住めなくなった福島県浪江町のドキュメントです。
これまでのドキュメントとは異なる撮影方法も含めて、4つのセクションに分けて、1985年カラカス生まれのカルロス アイエスターと1980年パリ生まれのギヨーム ブレッションのフォトグラファーユニットが5年間かけて撮影した写真展です。
原子力発電所の事故によって起こった事、5年たつと日本人の間では「風化」されつつあるようですが、まだまだ現在進行中という事を気づかさせてくれる写真展です。
このような写真展を、何故、シャネルは開催するのか・・・
シャネルの代表取締役・リシャール コラス氏は会場の解説パネルで「福島の大災害については、すでに多くの証言が世界にもたらされているのに、なぜシャネルが新たに1つ加えのるか、不思議に思われるかもしれない。その答えはシンプルだ。カルロス アイエスタとギョーム ブレッションという二人の若い写真家によるプロジェクトが、一切の政治的な申し立てを排しながら、新しく、そしてユニークな視点と人為的なものの見方を、津波と原子力事故にもたらしたからである ー 正しいか、間違っているかを問うことは彼らの目的ではなかった。」と書いています。
起きている事を、彼ら「流」に表現する。その題材がセンシティブな問題でも、表現をアートとして捕らえて支援する・・・
日本の企業で、このような姿勢でこのような写真展を応援、開催する企業があるでしょうか?
バブルの頃、盛んに言われていた企業の「メセナ」活動は、どこへ行ってしまったのでしょう?
シャネル、本物のブランドは、ただものではありません。
b0069507_18121014.jpgまんなかの黒いビルがシャネル銀座店です。
手前のリボンの看板のビルは、リニューアル中のカルチェです。
シャネル銀座店のある、銀座2丁目交差点は、シャネルの向かい側にはルイ・ヴィトン、カルチェの向にはブルガリがあり、少し離れれば、ティファニー、ダンヒル、ハリーウインストン等があるブランド地帯です。

それにしても、この写真展を見ると、写真でしかできない事は、まだまだあると確信します。
要は「創意と工夫」が、フォトグラファーには必要なのです。
ただ、悲しいのは、ちょっと変わった手法を使っているのですが、解説分に「画像処理はいっさい使っていない」とのことわり書きが・・・
今や、写真は、画像処理が当たりまえになっているのでしょう。

b0069507_18201742.jpgシャネルの入り口です。
ここしか入り口が無い上に、ドアマンもいるし、写真展の案内等も一切ありません。
入るのには、ちょっと勇気が必要です。
シャネルでの写真展の時は、私も少しきれいな格好をしていきます。

写真展、7月24日まで開催中です。夏休み等で東京にいらっしゃる機会のある方は、是非ご覧になってください。
「Retrace our step・ある日人々が消えた街」カルロス アイエスター + ギヨーム ブレッション写真展詳細は、ココからどうぞ!!


ブログ ランキングに参加中です。こちらのクリックも
、よろしくお願いします。
by mash_boss | 2016-07-04 07:26 | 写真展 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://mashtokyo.exblog.jp/tb/25976421
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 熱帯みたいな東京   7月4日... 正当派ポートレート展  7月2... >>