脱帽 12月3日(水)5022


今日は昼前から、コンテストの審査会。
今回の最高賞の方の作品は、審査会関係者全員が脱帽でした。上位入賞者の方達の作品もしかりです。
フィルム時代には、高度な専門技術と設備がなければできなかった事を、コンテスト応募作品で見事にやってしまっているのです。
例えば、昔、とても難しいテクニックのダイトランスファー方式を使わなければできなかった微妙な色作りや変更も、デジタルなら「簡単」にできてしまいます。
今日の最高賞授賞の方の写歴は不明ですが、デジタルカメラになって一般的に言える事なのですが、殆どの写真撮影において、写すための「技術」が占める割合は、どんどん小さくなってなってきているのは確実です。昨日エントリーした、三木淳賞受賞者の林典子さんは、写真を本格的に始めて5年で様々な賞を授賞しています。写真はカメラが写してくれるようになった現代、何を写すか、何を感じるかが、当たり前ですがより重要なのです。男性、女性、経験の長さ等はあまり関係ないのです。
その証拠(?)に、コンテストの入選者・入賞者にも女性が増えています。プロの写真家にも女性が増えています。女性が苦手とする事が多かった、露出やピント、ブレ等の壁、フィルム代、現像代等の「お金がかかる」事の壁がデジタルカメラで解決してしまったからなのでしょう。
デジタル写真が、写真愛好家の領域まで踏み込んできた2000年代初めの頃、「感覚」でグイグイのしてきた女性のフォトグラファー達に対して、当時の写真愛好家の男性陣は嫉妬半ばで「感覚」だけでよいのか?とちょっとした論争になったのは、今は昔のように思えます。
今の写真状況を、アートあるいは、シリアスフォトの方達から見ると「すでに写真がナルシス達の玩具として充分に普及し、そのオーラが消失した現在においては、あらゆる局面で写真のディストピアを積み上げることだけが残された希望なのだろか。」(今年の伊奈信男賞授賞理由から) という、難しい表現になるようです。
b0069507_737432.jpg今日も、難しい話題の後は、抜けるような東京の冬の青空です。昨日の原宿上空です。
申し訳ないが、気分がいい〜 岡林信康の歌が耳に聞こえます。

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by mash_boss | 2014-12-04 07:49 | イベント | Trackback | Comments(0)
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