最近知ったのですが、富士フイルムがアメリカの映画芸術科学アカデミーが選定する今年のアカデミー科学技術賞を受賞していたのです。
「映像情報を長期にわたって保存し、映画コンテンツを『文化遺産』として後世に残していくことを目的に、カラー画像の3色分解(セパレーション)を行い、安定した黒白画像(銀像)として記録するためのアーカイブ用フィルムETERNA-RDS」というフィルムの開発により受賞したという事です。
映画をモノクロフィルムに三色分解してアーカイブする方法等は省かせていただきますが、経費としては、計算をしてみると1秒24コマで撮影した映画だと1時間あたり800万円以上かかります。
アメリカでは、新作映画はこの方法で保存用に残す事が義務化されているのだそうです。
アメリカで制作した映画は全てアーカイブしてファイリングしておく・・・ そして後生にちゃんと残す。すごい事です。
よく、日本の歴史的な事柄がアメリカの公文書館で発見された、残っていたという話題がニュース等で出てきます。特に、戦争関係では敵国日本の資料もファイリングして、たくさん残っていて、日本を分析した跡がかいまみられます。
アメリカは、建国の歴史を最初から写真に残した、最初の国とどなたかだ言っていました。
記録に残し、整理するという文化がアメリカにはあるのでしょう。
今、日本ではアーカイブという言葉、けっこう流行っています。流行りにするだけでは無く、定着させなければと思います。
その為には、意識変革と予算が必要です。
チャップリンだって言っています。「人生には、夢と希望と、some moneyが必要だ・・・」
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