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日が長くなったな〜と思ったら今日は夏至です。
スタジオを大がかりに整備・整理していたら、懐かしいものが出てきました。今は昔の第2弾です。
昔、本当にお世話になったポラロイド タイプ55フィルムです。モノクロフィルムです。もちろん期限切れです。サイズは4x5。(単位はインチです。)
フジフイルムのフォトラマFP100 Cが発売されるまでは、4x5撮影には無くてはならないフィルムでした。
若い人のために私の修業時代の撮影方法をお話します。
4x5カラーポジフィルムの乳剤のロットが変わると、発色と感度のテスト撮影現像をしてポラロイドT-55の感度とポジフィルムの感度の相関関係も確認します。
撮影では、まずT-55で撮影し30秒後写真ができます。露出やフレームをチェックします。T-55で適正露出で写っていたら、ポジフィルムとの感度の相関関係をチェックしてあるので、本番ではできあがったT-55の写真から、1/3絞り開けとか1/2開けとか調整して写します。紙の露出計です。T-55はネガもできますので、アオリを使った場合などはネガをルーペで見てピントの確認もできました。
当時インスタントフィルムはポラロイド社製品しかなかったので、NHKでも「ポラロイド」と固有名詞にもかかわらず放送をしていました。
やがて、フジフィルムがFP100Cという優れたカラーインスタントフィルムが発売され、シェアは逆転、あまり使われなくなりました。FP100Cはネガが覗けないので、ピントを厳しくチェックしたい時等はT-55のネガは使用していました。
昔の撮影は手間がかかりました。ライティングだけでなく、カメラ操作にもプロの技が必要でした。
今は、撮影後、レタッチ等プロの技が必要です。
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