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撮影プロダクションも企業である以上、設備投資は必要です。
デジタル以前の写真撮影の為の設備投資のサイクルは長いものでした。ところが、デジタル時代になりカメラとPC、画像処理ソフトへの設備投資サイクルは短くなりました。
フィルム時代、例えばハッセルだったら1度購入すれば十年単位で使用可能でした。
デジタル時代の現在は、定番のEOS5DMKⅡは2008年11月発売ですが、巷間来年にはモデルチェンジと言われています。3年のリース期間が終了する前に新モデル発売となってしまいます。35mmタイプは、それでも20万円〜80万円代でメーカーもNikonかCANONといっても過言では無いですが、デジタルバックタイプですと、一桁違い300万円代というのが当たり前です。メーカーもいくつもありました。デジタル初期には「画素数」においては、デジタルバックタイプは圧倒的に有利でした。ただし初期のスキャナータイプから始まって、マルチショット、シングルショットと形式も様々で、撮影目的に合わせて慎重に選ばざるをえませんでした。また、35mmタイプのデジカメの「画素数」がどんどん多くなり、昨今の経済状況や紙からスクリーンへの媒体の変化、ムービー機能の付加等の変化、新テクノロジーの導入などにより、デジタルバックは遠いものになっていました。
それでも東京のプロは、予算が出る時にはレンタル機材屋さんからレンタルして、デジタルバックを使用していましたが、その予算もでにくくなりました。雑誌の撮影では、出版不況から一昨年当たりからデジタルバックのレンタルフィーも出なくなり、デジタルバックはますます、遠いものになっていました。
ところが、最近事情が少し違ってきました。撮影=デジタル100%になり、ある種の「差別化、区別化」が必要になってきました。
単純な画素数の多少の問題は解決し「画質」が問われる時代が来つつあります。また、商品撮影においては撮影時の「アオリ」の必要性も、再認識されつつあります。そして、デジタルバックのメーカー、方式の淘汰もすすみ、価格もこなれてきました。そこで、MASHもLeafの3300万画素のデジタルバックを導入しました。(デジタルバックは8000万画素時代なのに、何故3300万画素かは、長い訳があります。)
商品撮影をするフォトグラファーの良心として「ここでアオリができたら、デジタル処理よりもっと良い写真になるのに、・・・」というフラストレーションがあったものの、そこは仕事なので、クライアントの予算の関係とあきらめていたい事も多々ありました。
これからは、フォトグラファーの良心にそった、より良い仕事をクライアントに提供ができます。
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