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久しぶりの都写美写真展です。
ジャンルー・シーフ写真展「UNSEEN & Best work」と森村泰昌「なにものかへのレクイエムー戦場の頂上の芸術」を見に行きました。
両方の写真展とも見応えのある写真展です。
まず、ジャンルー・シーフ写真展ですが、未発表の作品と既存の作品が、だいたい年代順に展示されています。1点1点の作品はすばらしいのですが、単純に「だいたい年代順」に展示されているので、写真展全体が薄まってしまっているように感じました。少し惜しいところです。写真展の濃密さからいうと、先月コスモスギャラリーで開催されたジャンルー・シーフ写真の方が勝っていると思います。でも、絶対に見る価値大ありの写真展です。
つぎは、森村泰昌「なにものかへのレクイエムー戦場の頂上の芸術」ですが、2F3Fの2フロアーを使用した写真展?です。写真のほうですが、面白い展示ですが、あえて言うならば「芸人」さんの「芸」を小難しい理屈をつけた「解説ボード」と一緒に展示してあるみたいな印象も受けます。
私は、動画の方が面白かったです。特に独裁者の動画がよかったです。動画でなければできない表現方法と、喋っている「内容」がすばらしかったです。あとは、展示場外のCafeの壁面に投影されている、三島由紀夫の市ヶ谷自衛隊乱入割腹自殺事件のパロディー(レクイエム)ムービーですが、画像をさっと見るだけでは無く、喋っている内容をよく聞くことをお勧めします。
いずれにせよ、森村さん「よくやるは!」と思ったら大阪市天王寺区だとか(我が三次君と同じです。)・・・納得です。
ジャンルー・シーフ写真展は「写真展」、森村泰昌展は表現手段に「写真」を使った展覧会です。(それだけに、写真には拘らず、動画も自分の表現手段にとりいれています。)いずれにせよ、見応えのある展覧会である事は間違いありません。
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