午後一に岡安君がカラープリントのレンタル暗室から戻ってきました。
久しぶりに、カラーネガでファッション撮影をして、コンタクトプリントを自分で作ってきたのです。
「何故、久しぶりのカラーネガなのか?・・・」答えは、デジタル撮影でのコストカット令が出版社から出たからです。
フイルムで撮影する限り、コストカットの制約はあまり無いので、フイルム撮影にもどすファッションフォトグラファーもいるようです。ただし、フイルムも、現像も、プリントに使うカラーペーパーも出版社の口座を使用しなければ、つまり支給で撮影・作業をしなければならないそうです。
以前は、フォトグラファーの現像所の口座で作業や仕入れをしていたので、フォトグラファーの「仕入れの努力」により、若干の利益は出せたのですが、今はそうは行きません。それでも、フイルムで撮影するのは、撮影後の作業が楽だからです。
撮影を終了して、現像所に現像とコンタクトプリントの依頼をだせば、それで終わり。
デジタル撮影のように、事務所に戻り、データー整理をし、プルーフプリントを自分でする作業なんてしなくていいんです。どこかで、今日の撮影を思い出しつつ一杯もできます。後日、セレクトされた写真を、レンタル暗室で自分の好みにプリントをつくれば、それでOKです。それなりの時間はかかりますが、デジタルで細かい修正をするより、できる事がきまっているので時間的に楽なのです。
「デジタル、デジタル」と熱に浮かされていたけど、フイルムでOKなら、フイルムに戻してしまおうという訳です。ただし、ファッションページの話で、細かい、商品撮影等は、こうはいかないと思います。
あまり、前向きではないですが、銀塩写真の復権も一部ありそうです。
でも、困るのは、プロ用現像所でもフイルムの品揃えが極端に少なくなってきて、急な撮影の注文では間に合わない事も多々あるようです。結局、ヨドバシカメラの新宿地区の店舗がフイルム、カラーペーパーの品揃えが豊富なので、ヨドバシで購入する事が多くなります。
ファッションフォトグラファーの中には、フイルム購入で貯まったポイントで、EOS 5DMkⅡを買ったフォトグラファーもいたりします。
今日のB級グルメは、曙橋の和平飯店の韮そばです。
韮が平和的すぎます。もう少し、野性味のある韮の方が、個人的には好みです。
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